農福連携 10周年記念フォーラム特設ページ
2025年11月23日に開催した「10周年記念事業フォーラム」の様子をご報告します。
農福連携 10周年記念フォーラム
特設ページ
2025年11月23日に開催した「10周年記念事業フォーラム」の様子をご報告します。
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私たちは「だれもが可能性を持っている」を合言葉に、農業と障がい者就労の間に立つ “農業ジョブトレーナー” の育成や、就労体験のコーディネートから定着支援まで一貫して伴走できる体制づくり、農福連携に関する情報発信で理解の輪を広げる活動など、三重県内における農福連携を深め、そして広める活動に取り組んでまいりました。「できないことではなく、何ができるのかを大切にする」こと。その一歩一歩を積み重ねて、私たち一般社団法人三重県障がい者就農促進協議会は、10年という大きな節目を迎えることができました。これまで共に歩んでいただいた皆様への感謝があふれた、大切な一日の記録です。
東京大学大学院特任教授の鈴木宣弘先生をお招きし、「飢えるか、植えるか!?~農福連携~」というテーマでご講演をいただきました。三重県のご出身でもある鈴木先生は、農林水産省でのご経験を経て、現在は日本の食料安全保障研究の第一人者として、メディアや著書を通じ、食料危機の警鐘を鳴らし続けていらっしゃいます。「食料を海外に過度に依存している今、自分たちの命を守るためには、地域で『植える』こと、つまり生産基盤を自分たちで守り抜くことが不可欠である」鈴木先生の熱のこもったお話を伺いながら、私たちがこの10年間、障がいのある方々と共に耕してきたこの『農福連携』というフィールドが、単なる就労支援の場を越えて、地域の食と命を支えるいかに大切な営みであるか。その価値を、改めて深く噛み締める時間となりました。
会場には、私たちが2015年の設立から一歩ずつ進めてきた「10年のあゆみ」をパネル展示しました。設立当初から、私たちの活動の根幹にあるのは、各地の農家さんや福祉施設の皆さまによる地道な現場の積み重ねです。その一歩一歩が重なり、この10年間で三重県全体の農福連携に取り組む事業体数は“約3.3倍”、障がい者の農業就労人数は“4.2倍”へと広がりました。こうした数字の背景には、現場で日々向き合ってこられた皆様の、言葉では語り尽くせないほど多くの試行錯誤があったのだと改めて強く感じています。展示パネルを眺めていると、 ※2021年に「ディスカバー農山漁村の宝」グランプリという身に余る評価をいただいたことや、三重大の学生サークル「ノウフク!」の皆さんの瑞々しい活動報告など、いくつもの大切な記憶が蘇ります。官公庁や企業の皆様、そして未来を担う学生さん。立場を超えた多くの方々がこの10年という歳月をかけて、三重の地に「農福連携」という土壌を共に耕してくださったのだと、静かに感謝の念が込み上げます。
[ 資料公開 ]
当日展示した活動報告パネル会場で多くの皆様が足を止めてくださった展示パネルの一部をこちらからご覧いただけます。
10年のあゆみー設立の想いと軌跡ー
「続けていくこと」を支えてくださる皆様への感謝10周年という日は、私たちだけで辿り着けたものではありません。特にマルシェの開催などで長年お力添えをいただいている株式会社津松菱様、名古屋ステーション開発株式会社 津支店様へ、感謝状をお贈りさせていただきました。過去のプロジェクトに関わってくださった方々や、日々現場を支えてくださる会員の皆様も多く集まってくださり、共に歩んでいくことの心強さと、続けていくことの素晴らしさを感じることができた嬉しい時間でもありました。
10年という歳月をかけて、私たちは「農福連携」の確かな土壌を耕してきました。しかし、ここがゴールではありません。積み上げてきたノウハウを糧に、今、活動のフィールドは林業(林福)、そして水産業(水福)へと力強く広がり始めています。2022年から本格始動したこの挑戦は、三重の豊かな海や森を守る新しい力として着実に前進しています。2月末には、未知なる可能性を秘めた「水福連携」の現場をお伝えする動画も完成する予定です。農業だけでなく、三重の豊かな海や森を守る仕事に障がいのある方々が携わる、その躍動感あふれる姿を、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。これからは「ノウフクサポートセンターみえ」の地域拠点をさらに広げ、「だれもが働いて生きていける地域づくり」を、三重の当たり前の景色にしていきたい。その決意を新たにしました。
10年を経て、解決すべき課題もより明確になってきました。気候変動や労働人口の減少といった社会の変化の中で、誰もがいきいきと働ける「あたりまえ」の地域をつくり続けていくためには、過去の枠組みを超えた、より多角的な視点が必要だと感じています。現場を支える専門知識、企業の持つ自由な発想、そして地域の皆様の温かい理解。それらが重なり合うことで、ノウフクのポテンシャルはさらに引き出されるはずです。 私たちは、この活動が三重の未来をより豊かに変えていく力があると確信しています。私たちが先頭に立って切り拓いていくこれからの10年に、ぜひ関心を持っていただき、それぞれの立場から力を貸していただければこれほど心強いことはありません。三重の未来を、もっと面白く、もっと優しく。情熱を共にする皆様と、新しい景色を創っていけることを願っております。
10周年を経て、農福連携は「農・林・水」へとそのフィールドを広げています。立場や関わり方は違っても、目指す未来は同じです。新しい10年を共に歩んでくださる皆様を、私たちは心よりお待ちしています。
01●企業として参加する【社会課題を、企業の新しい価値へ】
SDGsやCSR活動の一環として、農福連携を共に推進しませんか。これまで多くの企業様と、社員研修の実施や、社員食堂・ノベルティへの産品導入、共同の商品開発などに取り組んできました。企業の持つ知見やネットワークを活かし、地域社会に貢献する新しい共創の形を、共に見出していければ幸いです。
02●農林水産業者 / 福祉事業所として参加する【現場の「困りごと」を、地域の「力」へ】
人手不足や高齢化といった産地の課題に、ノウフクは新しい可能性をもたらします。専門資格を持つ「農業ジョブトレーナー」が、就労体験のコーディネートから現場の環境整備まで、生産者の皆様に寄り添ってサポートいたします。農業だけでなく、林業・水産業の現場でも、誰もがいきいきと活躍できる体制を共に整えていきましょう。
03●個人として参加する【日々の暮らしから、活動を支える】
まずは、三重の各地で生まれている魅力的なノウフク商品を手に取ってみることから始めてみませんか。津松菱や津駅での定期的なマルシェは、作り手と皆様がつながる大切な場所です。さらに深く関わりたいという方には、現場の架け橋となる「農業ジョブトレーナー養成講座」への挑戦も、新しい一歩として私たちは歓迎します。
これからの10年後を、共に。連携・入会のご相談はこちら
WEBお問い合わせフォーム
私たちは「だれもが可能性を持っている」を合言葉に、農業と障がい者就労の間に立つ “農業ジョブトレーナー” の育成や、就労体験のコーディネートから定着支援まで一貫して伴走できる体制づくり、農福連携に関する情報発信で理解の輪を広げる活動など、三重県内における農福連携を深め、そして広める活動に取り組んでまいりました。「できないことではなく、何ができるのかを大切にする」こと。その一歩一歩を積み重ねて、私たち一般社団法人三重県障がい者就農促進協議会は、10年という大きな節目を迎えることができました。これまで共に歩んでいただいた皆様への感謝があふれた、大切な一日の記録です。
東京大学大学院特任教授の鈴木宣弘先生をお招きし、「飢えるか、植えるか!?~農福連携~」というテーマでご講演をいただきました。三重県のご出身でもある鈴木先生は、農林水産省でのご経験を経て、現在は日本の食料安全保障研究の第一人者として、メディアや著書を通じ、食料危機の警鐘を鳴らし続けていらっしゃいます。「食料を海外に過度に依存している今、自分たちの命を守るためには、地域で『植える』こと、つまり生産基盤を自分たちで守り抜くことが不可欠である」鈴木先生の熱のこもったお話を伺いながら、私たちがこの10年間、障がいのある方々と共に耕してきたこの『農福連携』というフィールドが、単なる就労支援の場を越えて、地域の食と命を支えるいかに大切な営みであるか。その価値を、改めて深く噛み締める時間となりました。
会場には、私たちが2015年の設立から一歩ずつ進めてきた「10年のあゆみ」をパネル展示しました。設立当初から、私たちの活動の根幹にあるのは、各地の農家さんや福祉施設の皆さまによる地道な現場の積み重ねです。その一歩一歩が重なり、この10年間で三重県全体の農福連携に取り組む事業体数は“約3.3倍”、障がい者の農業就労人数は“4.2倍”へと広がりました。こうした数字の背景には、現場で日々向き合ってこられた皆様の、言葉では語り尽くせないほど多くの試行錯誤があったのだと改めて強く感じています。展示パネルを眺めていると、 ※2021年に「ディスカバー農山漁村の宝」グランプリという身に余る評価をいただいたことや、三重大の学生サークル「ノウフク!」の皆さんの瑞々しい活動報告など、いくつもの大切な記憶が蘇ります。官公庁や企業の皆様、そして未来を担う学生さん。立場を超えた多くの方々がこの10年という歳月をかけて、三重の地に「農福連携」という土壌を共に耕してくださったのだと、静かに感謝の念が込み上げます。
[ 資料公開 ]
当日展示した活動報告パネル会場で多くの皆様が足を止めてくださった展示パネルの一部をこちらからご覧いただけます。
10年のあゆみー設立の想いと軌跡ー
「続けていくこと」を支えてくださる皆様への感謝10周年という日は、私たちだけで辿り着けたものではありません。特にマルシェの開催などで長年お力添えをいただいている株式会社津松菱様、名古屋ステーション開発株式会社 津支店様へ、感謝状をお贈りさせていただきました。過去のプロジェクトに関わってくださった方々や、日々現場を支えてくださる会員の皆様も多く集まってくださり、共に歩んでいくことの心強さと、続けていくことの素晴らしさを感じることができた嬉しい時間でもありました。
10年という歳月をかけて、私たちは「農福連携」の確かな土壌を耕してきました。しかし、ここがゴールではありません。積み上げてきたノウハウを糧に、今、活動のフィールドは林業(林福)、そして水産業(水福)へと力強く広がり始めています。2022年から本格始動したこの挑戦は、三重の豊かな海や森を守る新しい力として着実に前進しています。2月末には、未知なる可能性を秘めた「水福連携」の現場をお伝えする動画も完成する予定です。農業だけでなく、三重の豊かな海や森を守る仕事に障がいのある方々が携わる、その躍動感あふれる姿を、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。これからは「ノウフクサポートセンターみえ」の地域拠点をさらに広げ、「だれもが働いて生きていける地域づくり」を、三重の当たり前の景色にしていきたい。その決意を新たにしました。
10年を経て、解決すべき課題もより明確になってきました。気候変動や労働人口の減少といった社会の変化の中で、誰もがいきいきと働ける「あたりまえ」の地域をつくり続けていくためには、過去の枠組みを超えた、より多角的な視点が必要だと感じています。現場を支える専門知識、企業の持つ自由な発想、そして地域の皆様の温かい理解。それらが重なり合うことで、ノウフクのポテンシャルはさらに引き出されるはずです。 私たちは、この活動が三重の未来をより豊かに変えていく力があると確信しています。私たちが先頭に立って切り拓いていくこれからの10年に、ぜひ関心を持っていただき、それぞれの立場から力を貸していただければこれほど心強いことはありません。三重の未来を、もっと面白く、もっと優しく。情熱を共にする皆様と、新しい景色を創っていけることを願っております。
10周年を経て、農福連携は「農・林・水」へとそのフィールドを広げています。立場や関わり方は違っても、目指す未来は同じです。新しい10年を共に歩んでくださる皆様を、私たちは心よりお待ちしています。
01●企業として参加する【社会課題を、企業の新しい価値へ】
SDGsやCSR活動の一環として、農福連携を共に推進しませんか。これまで多くの企業様と、社員研修の実施や、社員食堂・ノベルティへの産品導入、共同の商品開発などに取り組んできました。企業の持つ知見やネットワークを活かし、地域社会に貢献する新しい共創の形を、共に見出していければ幸いです。
02●農林水産業者 / 福祉事業所として参加する【現場の「困りごと」を、地域の「力」へ】
人手不足や高齢化といった産地の課題に、ノウフクは新しい可能性をもたらします。専門資格を持つ「農業ジョブトレーナー」が、就労体験のコーディネートから現場の環境整備まで、生産者の皆様に寄り添ってサポートいたします。農業だけでなく、林業・水産業の現場でも、誰もがいきいきと活躍できる体制を共に整えていきましょう。
03●個人として参加する【日々の暮らしから、活動を支える】
まずは、三重の各地で生まれている魅力的なノウフク商品を手に取ってみることから始めてみませんか。津松菱や津駅での定期的なマルシェは、作り手と皆様がつながる大切な場所です。さらに深く関わりたいという方には、現場の架け橋となる「農業ジョブトレーナー養成講座」への挑戦も、新しい一歩として私たちは歓迎します。
これからの10年後を、共に。連携・入会のご相談はこちら
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※2021年に「ディスカバー農山漁村の宝」グランプリ
※2021年に「ディスカバー農山漁村の宝」グランプリ
農林水産省は「強い農林水産業」「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、農山漁村のポテンシャルを引き出す地域活性化や所得向上の優良事例を選定し、全国に発信しています。
第8回選定(2021年度)
一般社団法人三重県障がい者就農促進協議会
農業ジョブトレーナーを養成し、福祉事業者や農業経営体をサポートすることで、農福連携を推進。県内の福祉事業所及び農業経営体における障がい者就労人数が年々増加していることなどが評価されました。
農福連携に取り組む優れた事例を表彰する「ノウフクアワード」に選ばれました!
準グランプリ「人を耕す」
社会福祉法人朋友 就労継続支援B型事業所Cotti菜
農業とカフェ運営等の飲食事業に取り組むことにより、障がい者が好きな作業、得意な作業を選択できるようにすることで作業の能率を上げ、高収入が得られる組織づくりに取り組んでいます
優秀賞
社会福祉法人まつさか福祉会多機能型事業所八重田ファーム
高収益のいちご栽培や6次産業化などを通じて、生活介護などの重度障がい者を含めた 工賃向上を実現しています。また、三重県の障がい福祉サービス事業所として初めて、 いちご生産でASIA GAP認証を取得しています
チャレンジ賞
株式会社ケアプロフェッショナル
放課後等デイサービスを運営する中で、障がい者が社会参画できる場として農業参入。ワイン専用欧州ぶどうの栽培からワインの製造まですべて自社で実施